キャッチコピーについて思うこと
最近は完全にアドテク界隈にいます。
こういつもアドテクの話をしていると、広告ってなんだっけということについて考える時間も増えていきます。
アドテクはインターネット広告の話。
アドテク界隈にいると、数値や技術だけに目を向けるような風潮(というか実際にそれが一番重要なのだけど)があるかと。
それはそれで全然問題ないどころか、あらゆるソリューションでどんどん改善していきたいという思いがあります。
アドテクから一歩引くと、広告業界全体という目線になります。
そこにはTVCMや、新聞雑誌、また駅のポスターまで色々あります。
そのなかで共通して重要なものはキャッチコピーであると感じています。
CMでは映像 + 音 + キャッチコピー
新聞雑誌では画像 + 文章 + キャッチコピー
駅のポスターも同様に画像 + 文章 + キャッチコピー
一方でインターネット広告の場合
配信面 + クリエイティブ
が重要かと。(その配信面やクリエイティブを最適化するのに最新のアドテクが使われている)
さらにインターネット広告の場合、
その効果も追えるので、テクノロジーだけで最適化が出来るという状態です。
別にそれが問題でもなく、かつ広告主側もいくらでどれくらいの効果が出ているか定量的に出る広告というのを求めています。
それに応えた形でアドテクは発展していきました。
というわけで何が言いたいのかをそろそろいっておくと、
「インターネット広告は本来ユーザーに何を伝えたいのかを失っている」
という感じがします。
よくインターネット広告は「ウザい」といわれております。(アドブロックみたいなエクステンションもあったり)
その要因が特にメッセージを伝えるわけでもなく「誰に何を表示させれば効果が上がる」ということに特化させすぎたというのが要因ではないかと。
じゃあどうすればいいか。
それはもう少しクリエイティブにメッセージを持たせられればいいのではないかと。
女子なら誰もが共感してしまう、せつないコピーと鮮やかな色彩が印象的な「ルミネ」の広告まとめ - NAVER まとめ
若者よ、旅へ出よう。青春18きっぷキャッチコピーまとめ14選 | 株式会社LIG
自分はこれらのまとめを見て、本来広告ってこういうものなのかなという認識をしました。
これほどメッセージ性のあるクリエイティブを自分はインターネット広告では見たことがありません。
今までインターネット広告で印象に残ったものってありますかね??
自分はないかなーって感じ。
(全部書き終わってから思い出したけど、Greenの「ちきしょう転職だ」と同じく転職系の「うわっ私の年収低すぎ...?」はインターネット広告発っぽいけど印象に残ってたw)
最終的になにが言いたいのかというと、インターネット広告においてもキャッチコピーというのを大事にして、一つの商材に対し強い印象をもたせたい。
そういった環境が出てくるとインターネット広告ももっと受け入れられる存在になる。
そんな気がします。