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技術系会社のCEOブログ~私的編~

2017年読んでよかった本たち

買ったものに続いて、読んでよかった本をまとめます。

ちるらん(漫画)

いや、これは別に今年好きになったわけじゃないんですけど。
今年に限っていうと、17、18、19巻。
ネタバレになるのであまり言えないですが、まぁ〜〜〜。。。よかった!
20巻が1月20日に発売されるのを心待ちにしております。
ちるらん新撰組鎮魂歌 20 (ゼノンコミックス)

ちるらん新撰組鎮魂歌 20 (ゼノンコミックス)

ちなみに概要としては新撰組の話なのですが、独自の展開や解釈等があり、これまで新撰組が好きだった人も楽しめる一冊です。燃えよ剣とも併せて読んでも面白いかと。

インベスターZ(漫画)

インベスターZ(1)

インベスターZ(1)

18巻が出た時くらいにKindleで1巻1円2巻2円のようなセールをやっていたので購入。
これをただの漫画と思ったら大間違い、結構、いやかなり勉強になります。
株について学ぶというより、捉え方によってはもっとビジネスの本質まで語っていると感じました。
ビジネスマン必読の一冊。

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?

これは個人的に本 of the year 2017の一冊。
将棋ソフト最強のポナンザを開発した山本さんのAI本。
将棋AIの理論についてはもちろん一般的なAIの話、さらにはAIにおける倫理感なども織り込んでおります。
序盤にAIを語る上で欠かせない知能の定義についてあるのですが、それを知っておくと人工知能を紐解くのに便利になります。
今後、AIについて触れる方については充分おすすめできます。

ゼロから作るDeep Learning

これは開発側の本 of the year 2017。
バズワードであるDeep Learningの仕組みをわかりやすく丁寧に作りながら説明している本。
これを読むとDeep Learningが実際に何をやっているかというのがわかります。
前述の人工知能はどのように~と併せて読むとより面白いかと思います。
今後、AIについて触れる方については充分おすすめできます。(2冊目)

Black Box

Black Box

Black Box

色々考えさせられる本。
今話題のmetooの先駆けとも取れますが、この実態はもっと根深いものだと感じます。
一般的にはいわゆるデートドラッグと呼ばれる問題に切り込んだテーマですが、
それを受けた本人が経験を元に記述していくことでさらに重いテーマとなっています。
さて、もう一方の問題である、その行為の先の判決についても個人的には考えるべきかと。この本を併せて読むと、なんとなくその理由というのも見えてきそうです。
こういった問題に取り組むジャーナリストは本当に尊敬します。

リー・クアンユー、世界を語る 完全版

リー・クアンユー、世界を語る 完全版

リー・クアンユー、世界を語る 完全版

シンガポール建国の父とも呼ばれるリー・クアンユーを取材して書き上げた一冊。
様々な政治家が彼の行動・言動から学ぶだけあって、その独自の視点からは色々な学びがあります。
世界の各国について切り込んでいますが、特に中国については新しい学びと自分の答え合わせ的なこともできました。
一つ驚いた点はこのインタビューが色々な年代で行われており、古いものだと1993年のものもあります。
なのに、なのにまるで最近回答されているかのように感じられるところもありました。
それはつまり、その国の本質が20年以上変わっていないことを示しています。
別の視点で置き換えた時、本質さえとらえていれば新たな知識を得ずともやっていけるということを感じました。


以上、2017年読んでよかった本でした。
実際この10倍くらい本読んでますが(特に漫画)、抜粋するとこんな感じです。