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技術系会社のCEOブログ~私的編~

jenkinsの使い方 ~Gitとの連携からObjective-Cのビルドまで~

これまで複数回わたって書いてきたjenkinsについて。
今回は使い方について説明していきます。

  1. 参考資料
  2. jenkinsの利点
  3. Git、Xcodeプラグインの導入
  4. Objective-Cをビルドする

このような流れで説明します。

参考資料

参考資料には次の2冊を使います。

Jenkins実践入門 ?ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)

Jenkins実践入門 ?ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術 (WEB+DB PRESS plus)


WEB+DB PRESS Vol.67

WEB+DB PRESS Vol.67

jenkinsの利点

jenkinsは継続的インテグレーションツール(CIツール)です。
継続的インテグレーションの定義は色々ありますが、
簡単に言うと
色んな作業を自動化する
ということです。
自動化出来ることは

  1. テスト
  2. ビルド
  3. コードカバレッジ取得
  4. デプロイ
  5. ...etc

これらを自動化することによってエンジニアはより時間を創造的なものに割くことができます。
今回はGitとのつなぎ込みとxcodeによるObjective-Cのビルドをjenkinsで行います。

Git、Xcodeプラグインの導入

まずはスタートページの
「Jenkinsの管理」をクリックします。
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次に「プラグインの管理」をクリックします。
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そこから「Git plugin」をチェックし「再起動せずにダウンロード」をクリックします。
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同様に「Xcode plugin」をチェックし「再起動せずにダウンロード」をクリックします。
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以上Git、Xcodeプラグインの導入でした!

Objective-Cをビルドする

次はいよいよjenkinsを通してObjective-Cのビルドをしてみたいと思います。
まずはジョブの作成をします。
今回自分のGithubnigohiroki (nigorinuma hiroki) · GitHub上にある「GoodMenu」という簡単なアプリケーションで実践します。
ジョブ名を「GoodMenu」、
「フリースタイル・プロジェクトのビルド」にチェックをし、「OK」を押します。
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すると色々現れるので
ソースコードの管理」で「Git」にチェック。
RepositoryURLにGoodMenuのURLを入れます。
また、ブランチには「master」と入れます。
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ここで「development」と入れたりするとテスト環境でも同様のことができます。

次にビルド手順の追加からXcodeをクリック。
色々現れますが、特に何も追加せずに保存。
すると次のような画面に遷移するので、ここで「ビルド実行」をクリックします。
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トップページに戻ると
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...失敗してました。

という感じで、ビルドをjenkinsにさせることができました。

他にも色々なことをjenkinsにさせ、自動化できるみたいなので、機械に出来るところはなるべく機械にやってもらい、創造的な時間を増やして行きましょう!!