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nigoblog

スタートアップのCMOブログ

続・高専ってすごい!いいことばかりではない高専の実態を事細かに伝える。

前回の記事
高専ってすごい! 情報工学を体系的に学ぶために高専でやってきたことをまとめる。 - nigoblog
が予想以上にバズったのと勘違いさせてしまった部分が多かったのでアンサー記事を書きます。

前提として前回伝えたことを明示すると、
高専でやったことを元に情報工学を体系的に勉強するためのまとめ」
ということでした。
それがタイトルの煽りのせいで、
高専すごいでしょ??みたいな感じに伝わってしまいました。
そうではなく、情報工学をしっかり勉強するためのまとめという目線でもう一度見て欲しいと思います。
すごいのは高専のカリキュラムです。
タイトルは釣りタイトルです。見事に爆釣でした。

また、この記事から派生した記事でこんなのがありました。
高専はすごいかも知れないが行くのは止めておいたほうがいい - 下林明正のブログ
こちらの記事が意図しているのは高専をおすすめしないということ。

自分は高専はおすすめするかといわれたらそういうわけではないんだけどね。
前回の記事でも記事中には「高専最高!みんないっとけいっとけ!」ってどこにも書いてない。淡々と何をやったか紹介しただけ。
ぶっちゃけ普通高校 -> 東大、早慶に行ったほうがいいと思う。

自分は高専に行った理由としては、進学校が1つしかない地元では普通高校に行くより低コストで大学にいけるという理由でした。
その結果、(普通高校がいい大学に行くレベルの)努力をせずに横浜国立大学といういい大学に入ることが出来ました。
その1つしかない進学校もピンキリで東大行くようなのもいればどこにも行けないのもいる。
さらに家から遠かったので、通学時間がもったいないというのも進学校ではなく高専に行った理由の1つ。
そんな事情で行った高専生活の実態を伝えて行きたいと思います!

  1. 高専の生存確率について
  2. 大学編入のハードルが高い
  3. しっかり学べるとはいっても学生の質は大学には遠く及ばない
  4. 視野が狭すぎる

高専の生存確率について

前回の記事では高専で学んだことリストを書いて、一つ一つにコメントをしました。
はっきり言うと卒業して5年がたって、高専時代にやったことをしっかり覚えててコメント出来るようになる確率はマンボウの子供がしっかり大人になる確率より低いです。
高専が合わなかったり勉強が出来なかったり、勉強が出来る人が近くにいなかった場合の高専生活は悲惨となるでしょう。
事実入学時は40人でしたが卒業時は30 + 10人でした。
高専普通高校よりもはるかに留年率が高い!
赤点がひとつでもあると容赦なく留年。そして赤点の基準が大学と同じ60点。
大学とは違って再テストがあるにせよ、厳しさは変わりません。
というわけでしっかりしたカリキュラムと裏腹にしっかりと人を育てるという高校のような温かみはありません。
心が弱かったり、賢くなかったり、要領が悪かったり、技術に興味が無い人は絶対にやめとくべき。

大学編入のハードルが高い

先程、「普通高校に行くより低コストで大学にいける」と書きましたが、すみません嘘です。
正確には「高専でもしっかり勉強出来る人がその延長のテスト(編入試験)を受けるため低コストで大学にいける」ということです。
結局1つ目の事情の通り、生き残れなければ普通高校よりも大学に行くのは難しいということになります。
若干今回の記事で伝えたいこととは離れますが、大学に行くためにやったことを書きます。

4年前半から1日8時間を超える勉強
5年夏に行われる編入試験から逆算的なスケジューリング
英語

で編入科目は

という感じでした。(横浜国立大学の場合)
英語はありませんでしたが、他にも受けるかもしれないと思ったので英語は一応やっていました。
(結局横浜国立大学1本だった)
上記の勉強をひたすらやって、先生に質問しまくって、就活が終わってる同期を尻目に勉強漬けの毎日。
個人的には普通高校よりも楽に入れたとは思うけど、他の人からみたら大した変わらないかもしれない。
つまり最初に述べたのは「(自分ならば)普通高校に行くより低コストで大学にいける」ということでした。

しっかり学べるとはいっても学生の質は大学には遠く及ばない

高専から大学どちらも行った感想としては、
大学生と比較し高専生は考え方のレベルが100段くらい下ということ。
もっというと、学生の地頭レベルが格段に違いすぎる。
大学入ってから色々な人と話すと、賢いな~って思う人ばかり。当然飲み込みも爆速。
最初に学んできたアドバンテージがあるぶん、大学の人にも勉強を教えたりするけど理解力がめちゃくちゃ早い。
そして自分のものにしているケースが多い。

ケース1 : 電気機器学を教えた友人がメカトロニクス系の国際学会に出た
ケース2 : 電磁気学を教えた友人が光関係の国際学会に出た

というような場面がありました。どちらも友人として誇らしくもあり、あの時自分が教えたのが役にたってるなとうれしく思っています(恩着せがましい笑)
というように大学はポテンシャルが高い人が大量にいる場。
それはもう高専よりも圧倒的に。
高専はカリキュラムがしっかりしていてもそれについてこれる人はごく僅か。
結局最初にいったように、高専で学ばせてくれることをしっかり吸収出来る人はいない。

視野が狭すぎる

当然15歳の時から技術一辺倒の勉強しかしないため視野は狭まります。自分も周りも。
というわけで大学いって、色々なものに触れなければ視野がせまいまま。
基本的に世間知らずな人が多いイメージ。

まとめ

…などなど色々書いて行きましたが、結論を言うと中途半端なやる気では高専は行かないほうがいい。
そして卒業後に高専は良かった・すごいと言えるような人間は一握り。
前回の記事は高専すごいから高専行こうではなく、高専にいったらこういう勉強ができるからそれを参考に情報工学を勉強してねという記事。
色々ディスっちゃいましたが、人によるのとイメージの部分で言い過ぎな部分が多かったのは了承してください。

というわけで様々なセグメントの人へのメッセージ

高専進学を考えている中学生

技術が好きでないなら高専はやめとくべき。
仮に行くなら大学編入前提でいくこと!

高専

絶対大学編入するべき。出来なければ専攻科いって大学院に進学すること!
普段の予習復習は欠かさないこと。今のカリキュラムがすごく恵まれていることを実感すること。
英語をしっかりやること。

大学生

高専生すごいと思っているようだが、編入した高専生がすごいだけだから。
もちろん編入してない人にもすごい人はいるけど。

というわけで高専の実態でした。
前回の記事で多く勘違いさせてしまい申し訳ございません。
今回の記事が自分の考えです。
自分は高専いってよかったと思いました。

ではでは!